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平成29年3月1日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成29年2月号
 

1.アルファルファヘイ
 久しぶりに乳価がインパクトのある数字で上昇することがCalifornia Department of Food and Agricultureより発表されました。2017年2-3月が$15.60/cweと、2015年12月-2016年1月に一時的に記録された$16.52/cwe以来の数字となっています。これらは新穀の構成要因となり得る可能性もあります。また、直近では乳価の上昇に加えて中部カリフォルニア州の大規模酪農家が牧草を切らしており、大量の買い付けを行っていることが直近の市場価格を引き上げています。全農ヘイのアリゾナ圃場では、3月1日より2017年度産の新穀収穫作業を開始する予定です。作付けの時期により区画毎に成長進捗は異なりますが、2015年に作付けをしている圃場では2月14日時点で36cm程度まで成長しており、収穫までの最終段階を迎えています。

 
2.スーダングラス
 スーダングラスの裏作となる小麦の作付けが進んでいますが、過去20年間で最も少ない面積水準であることに変わりはありません。一部ではまだ進みますが、作付面積の大多数は2月15日時点で確定します。このため、2017年度産のDesert Durumは記録的に少ない面積となることでしょう。

3.ストロー類
 一部大手生産者による2-3月積みの受渡不可は、日本のみならず韓国も巻き込んでの大騒ぎとなりました。原料は残っている様子ですが、生産者と輸出供給元をつなぐ副産物集荷業者が市場状況に詳しく、供給量と供給価格をコントロールしている様子が見受けられます。新穀開始までに状況が著しく変わることはないと考えられますが、切替え時前後の需給に注視する必要があります

 
4.チモシーヘイ
 供給量が限定的であったため、売り手市場であった同草種の状況が変わってきました。供給過多にあったアルファルファヘイがパッケージディールの対象であった昨年まででしたが、1月に入ってから中位品、低位品が特に韓国向けのストローとパッケージになって販売されています。現在、チモシーヘイの生産者は収穫時期のリスクを低減させるために収穫前販売を急いでいます。一般的には、「スタンディングディール」と称されるものですが、これは買主が天候・品質・市場リスクを負い、売主が単収リスクを負う構造となっています。
 
5.豪州産オーツヘイ
 全体的に収穫は終了しています。各地の収穫状況と特徴は先月号でお伝えした内容と変わりがありませんが、1月27日に発生したBalco社のBowmans Plant火災の供給余力に及ぼす影響は小さくない様子です。東南豪州産の小麦ストローは例年に比べて1ヶ月以上も遅れています。加えて、直近の天候不順により雨あたりが発生しています。オーツヘイに対する中国需要の増加が加工許容量を圧迫しており、原料の発生量がそのまま供給余力となり得ない状況です。北米産ストローの供給不足も重なり、豪州産ストローは完全に売り手市場の商品となっている傾向にあります。 
以上

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