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平成29年5月17日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成29年5月号
 

1.アルファルファヘイ
(1) ワシントン州コロンビアベースン
 先月から引き続き冷涼な気候が続いているため、生育が遅れていますが、一部の圃場では5月上旬から1番刈の収穫が開始されました。品質について、1番刈特有の茶葉やブリーチは見られるものの、葉付や軸の太さは良品質となっています。また、5月11日の夜間にコロンビアベースン一帯は激しい降雨に見舞われました。

(2) カリフォルニア州インペリアルバレー
 2番刈が終了し、3番刈の収穫が開始しました。上位グレードに対する韓国の引き合いが特に強く、また中東や中国も積極的に購買を進めている状況のため、直近の産地相場は前年同時期対比で$25/トン程度上昇しています。

 
2.スーダングラス
 灌漑局の発行している作付レポート(5月11日時点)によると、先月に引き続き主産地であるインペリアルバレーの今年度産の作付面積は昨年度同時期対比で5%の増加です。一方で、小麦の作付面積は相場の低迷を背景として昨年同時期対比で34%の減少です。スーダングラスの作付増加の背景には、小麦から早撒きスーダングラスへの転作が挙げられます。

3.ストロー類
 冷涼な気候により例年と比べて生育は遅れていますが、今後5月下旬から6月にかけて温暖な気候が続けば、主産地のオレゴン州ウィラメットバレー中部では7月上旬から中旬までにはベーリングが開始される見込みです。

 
4.チモシーヘイ
 主産地であるコロンビアベースンおよびエレンズバーグでは、冷涼な気候により共に6月中旬の収穫開始にずれ込んでいます。先月もお伝えしたとおり、旧穀の余剰在庫はPNW全域で完売状態となっています。イネ科不足を受け、日本や韓国からの引き合いが強いなかで、低グレード品でさえも新穀発生までは追加確保は難しい状況です。
 
5.豪州産オーツヘイ
 2016年産はすでに収穫が終了しています。豪州全体で豊作となったものの、特に東・南豪州では収穫時期の降雨の影響から上級品の発生は限定的でした。現在では、中級品の在庫はあると見られていますが、上級品・中級品については比較的品薄になっている模様です。
 2017年産は、例年では11月頃の船積みになると見られ、現在播種が進められています。今のところ西・東・南豪州共に4月に降雨に恵まれていることから順調なスタートが切れています。今年はエルニーニョ現象の発生があり(エルニーニョ現象の場合は冬から春にかけて乾燥気味となります)、オーツヘイの播種が始まり、発芽、成育の初期段階の進む5~7月の気象庁の中期予想において例年より乾燥気味となっています。
 小麦や大麦などの価格は魅力的な水準ではないものの、2016年産の在庫が未だ倉庫内に存在し、保管スペースが限られることと、国内需要が低調なことから生産者はオーツヘイの作付けを増やす予想とはなっていません。

                                                                                                                                               以上

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