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平成30年3月19日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成30年3月号
 

1.アルファルファヘイ
(1) カリフォルニア州インペリアルバレー
 現在、1番刈の収穫が進行中です。2番刈の収穫は3月末から開始する予定です。1番刈の産地相場について、米国内需やサウジアラビアからの旺盛な引き合いを背景に前年同時期対比で35ドル/トン程度の上昇を見せており、需要次第では今後さらに相場が上昇することが懸念されます。品質について、1~2番刈はプレミアム品が中心で、夏場の収穫となる3番刈以降は#1品が中心になるものと予想されます。

(2) ワシントン州コロンビアベースン
 2017年産について、米国内肥育牛向けに給与されるような低グレード品を除いて産地在庫は払底に近い状況です。このように旧穀の繰り越し在庫が少ないことと、新穀の作付面積がチモシーヘイへの転作のため減少の見通しであることから、新穀の産地相場は上昇することが予想されます。昨年はアルファルファの相場が産地生産者にとって魅力的ではなく赤字での販売を余儀なくされた生産者もいたため、新穀は30ドル/トン程度の値上げを行いたいといった意向を示している生産者も存在します。新穀1番刈の収穫は5月頃を予定しており、産地相場が形成されるのはまだ先なため、引き続き状況を注視する必要があります。

(3) ネバダ州
 冬場の降水量が例年対比で少なかったため、放牧地での牧草の生育が十分ではなく、米国内畜産農家の多くはアルファルファを購買して給餌を行いました。そのため、例年対比で米国内需が強く、産地相場は上昇の傾向にあります。

2.スーダングラス
 先月から引き続いて種子相場が高騰しています。先月号では60~75セント/ポンドとお伝えしましたが、直近では95セント/ポンド程度にまで上昇しています。このような状況を受けて、スーダンの作付けを断念して米国内需向けのソルガム等の他品目の作付けを計画している生産者もいるようです。また、生産者がスーダンの播種密度を減らすことで例年と比較して軸太品の発生が増加する可能性があります。

3.ストロー類
 次の表にあるとおり、韓国のストロー輸入量は国産稲わらの豊作を背景として引き続き低調に推移しています。このような状況を受けて、これまで在庫を売り渋っていた産地生産者も積極的に在庫一掃販売を進めたため、直近では未紐つけの産地在庫は殆ど残っていない状況であり産地相場は堅調です。
 オレゴン州ウィラメットバレーでは降水量が潤沢であり、例年どおりであれば同州南部では6月末からストローの収穫が開始すると予想されます。





 
4.チモシーヘイ
 2017年産について、圃場における1番刈の在庫は払底に近い状況です。一方で、高値を嫌った日本や韓国の顧客からの引き合いが弱まっている状況であるため、一部のサプライヤーは特に低グレード品の販売に苦慮している様子です。新穀については前年対比で5%程度作付面積が増加する見通しですが、旧穀の上位グレードは繰り越し在庫が払底に近い状況であることと、近年中東諸国からの引き合いが増加していることを背景として、新穀価格は昨年対比で下落すると予想されます。ただし、2016年産の水準にまでは低下しないと思われます。

5.豪州産オーツヘイ
 全豪州にて収穫は終了しています。2017年産は生育期間における旱魃および収穫時期の降雨等の影響により地域によっては収穫量が減少しましたが、大豊作だった2016年産の在庫も含めると年間供給量は問題ないと予想されます。一方で、比較的作柄が良かった南豪州(一部東豪州)産への需要の移行が見られ、サプライヤーによっては引き合いが集中しているためにオーダーが入りづらい状況がみられます



                                                                                                                                               以上

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