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平成30年4月18日
 
全国農業協同組合連合会 (JA全農)
 
輸入粗飼料情勢 / 平成30年4月号
 

1.アルファルファヘイ
(1) カリフォルニア州インペリアルバレー
 トリミング(圃場清掃の意味合いで実施される1番刈収穫)を終えた圃場では、現在2番刈の収穫が進行中です。この2番刈の多くは、米国内もしくはサウジアラビア向けに販売が行われています。中国およびサウジアラビアからの堅調な引き合いを背景として産地相場は上昇しています。

(2) ワシントン州コロンビアベースン
 先月から大きな情勢の変化はありません。旧穀の繰り越し在庫が少ないことと、新穀の作付面積減少の予想を背景として、新穀の産地相場は上昇の見通しです。収穫スケジュールについて、比較的冷涼な気候であり昨年よりも少なくとも1週間程度は1番刈の収穫開始が遅れそうです。昨年は早い場所で4月末から1番刈が開始されましたが、今年は早くて5月第1週からの開始と予想されます。

2.スーダングラス
 産地での種子相場について、先月号では95セント/ポンドとお伝えしましたが、直近では60セント/ポンド程度まで落ち着きを見せています。しかし、大半のスーダン生産者は相場高騰時に種子の購買を余儀なくされたため、種子相場が下がったとはいえ、今後多くの種子の販売が進むかには疑問が残ります。
 インペリアルバレー灌漑局が発表している4月12日時点での作付レポートによると、スーダンの作付面積は前年同時期対比で19%の上昇です。前年のスーダンの産地価格が堅調であったことから、作付面積が増加しているものと考えられます。しかし、種子相場の高騰時に生産者が種子の購買を完了させて作付を行ったため、多くの生産者はスーダンの播種密度を減らし、今年は例年と比較して軸太品の発生が中心となるのではないかと予想されます。

3.ストロー類
 今年のペレニアルライグラスストローの作付面積は、前年年対比で減少の見通しです。2016-2018年の作付面積の対比について、以下の表(出典:USDA)のとおりとなっています。



 一方で、以下の表(出典:USDA)のとおり各ストロー品目の日本および韓国向けの輸出数量は各年の1-3月実績を比較すると、今年は減少傾向にあります。韓国向けについては、昨年の国内産ストローの豊作を背景としてクオータ(輸入枠)が減少される見通しなので、特にペレニアルへの引き合いは前年対比で減少すると予想されます。しかし、旧穀の繰り越し在庫は払底に近い状況であることと、作付面積減少に伴い、今年はペレニアル不足の懸念があることは十分に考慮する必要があります。



 
4.チモシーヘイ
 
先月から大きな情勢の変化はありません。新穀の作付面積上昇が予想されますが、特に上位グレードにおいて旧穀の繰り越し在庫が払底に近い状況であるため、新穀の産地相場は下落する見通しです。ただ2016年産の水準にまで下がるかについては懐疑的です。収穫スケジュールについて、アルファルファと同様に比較的冷涼な気候であり昨年より少なくとも1週間程度は1番刈の収穫開始が遅れそうです。現時点では6月第2週頃からの収穫の開始を見込んでいます

5.豪州産オーツヘイ
 
全豪州にて収穫は完了しています。現在日本、中国および韓国からの需要は堅調で、各サプライヤーとも出荷は順調に進んでいるようです。特に作柄が良かった南豪州(一部東豪州産)への需要のシフトが見られ、サプライヤーによっては注文が集中しているため、引き続きオーダーが入りづらい状況が見られます。今年は大豊作だった昨年度の旧穀在庫も含めると、年間供給量は問題ないとみられております。
 新穀については、播種前に降雨に恵まれたことから雑草が多かったため、除草剤などの経費が嵩んでいる農家も一部見られます。また、播種については土壌水分が十分に見られるため、問題は発生しておらず、例年通り4月末~5月上旬頃から開始される予定です。


                                                                                                                                               以上

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